妊娠発覚後、その喜びも束の間、医師による診断
切迫流産
それを受け、急遽仕事をお休みし、
一週間の自宅安静
を命じられた我が嫁。
自宅より徒歩圏内の職場で、力仕事こそ全くない職場ではあるが、立ちっぱなしの職場である。その点も鑑み、トイレ、食事以外は全て寝て過ごした。
自宅安静
嫁の場合は、自宅安静という指示であったが、もっと重い症状、または、担当の医師にもよるのだが、入院という選択肢も考えられただけあって、妊娠の超初期を一緒に過ごせたことは幸いだった。
お風呂
入浴は感染症を起こす可能性があるため、また、普段健康な生活を送っているときは全く気づかなかったのだが、湯船に浸かるというのは大変体力を消耗するため、控えるようにとの指示。シャワー自体も禁止されたため、一週間その状態で過ごす嫁を見るのは可愛そうだとは思ったが、逆にその姿を見て、頑張って助けてあげようという気持ちが湧いた。
自分も入院経験があり、全く動けない状態になったこともあるが、シャワー等に入れない場合は、濡れタオルで身体を拭くことは出来るが、髪はなかなか洗いにくい(病院などではベッド上でも出来る用意がある)我が家はドレッサー付きの洗面台だったため、そこまで辿り着ければ、と思ったが、その姿勢を維持するのは大変力がいる作業(これも健康時には全く気づかなかった)ため、髪は洗うことはなかった。
トイレ
これも普段の日常では全く気にすること無いのだが、排便はお腹にとても負担がかかるので、気をつけなければならない。また洋式の便座は血行が悪くなりやすいため、注意が必要である。5分を目処に、出ても出なくても一旦出たほうが良いとの指示。また、嫁の場合は出血が出ていないかが大変重要なポイントなので、そこにも注意していく。
家事
当然夫である自分が、家事の全てをこなしていくわけだが、幸いにも料理は得意だったため(掃除、洗濯もそれなりに・・)嫁のために尽くす、
主夫
としての生活が始まった。
また、妊娠中の身体故、胎児への影響を考え、肉、魚、添加物等の入ってない食材を考えるようになる。妊娠前には全くそのような知識がなかったため、戸惑うことも多かったが、
新たなる知識を身につけることの出来る機会
そして切迫流産でこそあるが、
新たなる命へのチャレンジが出来る喜び
に、精神的な負担は全くなかった。