優性遺伝子、劣性遺伝子という言葉を聞いたことがありますか!?
優性遺伝子、劣性遺伝子とは
優勢という言葉から、劣勢よりも優れているかのように捉えられることもありますが、実際は、優性遺伝子の方が優秀ということではなく、優性遺伝子と劣性遺伝子が交配された際に、優性の遺伝子を受け継ぎやすい、表現しやすいということです。
主な例として
・髪 黒髪>金髪
・目 黒>青
・瞼 二重>一重
・皮膚 暗色>淡色
・まつげ 長い>短い
・しみ 有り>無し
・耳 大きい>小さい
・舌 巻くことが出来る>巻くことが出来ない
・えくぼ 有り>無し
などが上げられます。
血液型の組み合わせ
また人の血液型で見ていくと、通常人の血液型はA型、B型、O型、AB型の4つに分類されますが、この血液型も父と母から受け継ぐ遺伝子の組み合わせによって決められます。
まず、
・AとBの間には優劣関係はありません
・AとOではAが優性
・BとOではBが優性
という三つの関係があります。
血液型の組み合わせ一覧
親がA型とA型であれば、子供はA型かO型
親がB型とB型であれば、子供はB型かO型
親がAB型とAB型であれば、子供はA型かB型かAB型
親がO型とO型であれば、子供はO型
親がA型とB型であれば、子供はA型かB型かAB型かO型
親がA型とAB型であれば、子供はA型かB型かAB型
親がB型とAB型であれば、子供はA型かB型かAB型
親がO型とAB型であれば、子供はA型かB型
親がA型とO型であれば、子供はA型かO型
親がB型とO型であれば、子供はB型かO型
となります。
ですが、稀に、両親がAB型の場合でもO型の子供が生まれるという報告も有り、またどんな血液型の組み合わせにおいても「この組み合わせではありえない」ということにはなりませんので、この記事が原因で喧嘩などされないよう…
そして今回の場合も、
「この組み合わせではありえない」
という、常識をくつがえし、
100万分の1の確率!!
で誕生した赤ちゃんの話です。
このご夫婦は、夫のリチャードさんは白人で、奥様のキャサリンさんは黒人です。
当然上記の法則より
・肌 黒>白
・目 黒>青
・髪 黒>金
となり、キャサリンさんの優性遺伝子が強く、黒人の赤ちゃんが生まれてくるはずなのですが、この夫婦から産まれたヨナくんをご覧下さい。
立ち会った看護婦さんも信じられない様子!で、ヨナくんを見ていたとのこと。実際に、お母さんのキャサリンさんの家族を辿って行くと、代々ナイジェリアで過ごした家系となり、その中にも白人の血はいないそうです。
このご夫婦は、生まれてきたヨナくんを見て、
「肌の色など全く関係なく、ヨナがこの世に生まれてきた喜びで一杯です」
と幸せなコメントを残してくれました。
待ちわびた赤ちゃんの誕生の瞬間は、その産まれてきた赤ちゃんが100万分の1の確率という科学云々の話ではなく、誕生そのものが奇跡だと感じた瞬間でした。
ヨナくんお幸せに!!