妊娠は「奇跡」だけど、30代後半はまさに試練の連続
妊娠が分かった瞬間は、驚きと喜びが入り混じった感情に包まれる。しかし、30代後半での妊娠は、ただの幸せな時間ではなかった。体力の低下、ホルモンバランスの変化、そして予期せぬトラブル……。まるで終わりの見えないジェットコースターに乗っているかのようだった。
今回、切迫流産という恐怖を経験したからこそ伝えられる、リアルな妊娠生活を赤裸々に綴る。
妊娠初期:喜びと恐怖のはざまで
妊娠が発覚したのは、ある日の朝。何となく体がだるく、普段と違う感覚に違和感を覚えた。検査薬を手に取り、震える指で確認すると「陽性」の文字が。
「やった!」と思ったのも束の間、数週間後には病院で医師から信じられない言葉を告げられた。
「切迫流産の可能性があります。絶対安静です。」
頭が真っ白になり、その場で涙がこぼれた。まさか、こんなに早く妊娠の危機に直面するとは思わなかった。
切迫流産の恐怖と戦う日々
安静と言われても、仕事や家事は待ってくれない。だけど、お腹の中の小さな命を守るためには何よりも休むことが大切だった。トイレに行くのも慎重に、階段を上るのも一苦労。毎日ベッドの上で「どうか、無事に育ってくれますように」と祈る日々。
出血やお腹の張りを感じるたびに、不安で押しつぶされそうになった。検索魔になり、「切迫流産 確率」「妊娠初期 出血 大丈夫」などを何度も調べた。だけど、ネットの情報はバラバラで、余計に混乱するばかり。
何とか安定期までたどり着きたかった。ひたすら「安静、安静、安静」。
切迫流産を乗り越えるために大事なこと
切迫流産と診断されたとき、多くの人がパニックに陥る。でも、この状況を乗り切るために、絶対に覚えておくべきことがある。
1. 「私は動かない!」という強い意志を持つ
「ちょっとくらいなら大丈夫」と動いてしまうと、取り返しのつかないことになる可能性がある。今は“究極のズボラ”を目指すべき時。「自分は動かない、誰かに任せる」というマインドセットが大切。
2. 情報の波に飲まれない
ネットには様々な情報があふれているが、人によって状況は違う。「私の場合は?」と考えすぎると、不安が倍増するだけ。信じるべきは主治医の指示。それ以外は気にしない方が精神的に楽。
3. とにかく「助けを求める」
パートナー、家族、友人、自治体のサポート…頼れるものは全部頼る。遠慮している場合ではない。命を守るためには、周りにSOSを出すことが何よりも大切。
4. メンタルケアを忘れない
「このままどうなるの?」と不安でいっぱいになりがち。でも、赤ちゃんはママの気持ちを感じ取る。リラックスする時間を作り、心を整えることが何よりも大切。
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