ミキシングと聞いてあなたはどんな事柄を連想しますか?
ミックスとは!?ミキシングってなに?
多数の録音されたチャンネルの音源を基にして、ミキシングの機械を用い、音声トラックの音色、定位をつくりだす作業をミックス若しくはミキシングと言います。
音楽の基本的な流れとしては、まず、
・録音
次に、
・ミキシング
そして最後に、
・マスタリング
という工程を通して一般の視聴者に音楽として届きます。その中でミキシングとは、アーティストや制作者の意図する音楽的表現をしっかりと考慮した上で、様々なエフェクト効果による音色を加工していき、各楽器の音量バランスを取ることにより聞きやすくしていく作業となります。
ミックスの目的
🎵 音のバランスを取る
各楽器やボーカルの音量を調整し、すべての要素がクリアに聴こえるようにする。
🎵 音の配置を決める(定位)
ステレオ(左右)の音場を使って、楽器の配置を決める。例えば、ギターは左右に振り分け、ボーカルは中央に配置するなど。
🎵 音質を調整する
EQ(イコライザー)で不要な周波数を削除し、楽器同士がぶつからないようにする。
🎵 空間を作る
リバーブやディレイを使って、楽器やボーカルに立体感や奥行きを与える。
🎵 ダイナミクスを整える
コンプレッサーを使って音量のバラつきを抑え、まとまりのあるサウンドにする。
ミックスの主な作業工程
1️⃣ トラック整理とゲイン調整
レコーディングされたトラックを整理し、音量(ゲイン)を適切なレベルに設定。
2️⃣ EQ(イコライザー)調整
各トラックの周波数を調整し、不要な音をカットしたり、特定の音域を強調。
- 例:ボーカルのこもりをなくすために低音をカット
3️⃣ コンプレッション(圧縮)
音量のバラつきを抑え、音の統一感を出す。
- 例:ボーカルの小さな声と大きな声の差を滑らかにする
4️⃣ パンニング(定位)
各楽器をステレオ空間に配置し、左右のバランスを調整。
- 例:ギターを左右に振り、ベースやボーカルは中央に置く
5️⃣ エフェクト処理(リバーブ・ディレイ)
楽器やボーカルにリバーブやディレイを加え、空間の広がりを作る。
- 例:ボーカルに少しリバーブを加えて奥行きを出す
6️⃣ 音量バランス調整(フェーダーワーク)
楽曲全体の音量バランスを微調整し、すべての楽器が適切な音量で聴こえるようにする。
7️⃣ 最終チェック(リファレンスとの比較)
他の楽曲と聴き比べながら、意図した音になっているか確認。
と、何やら言葉で説明しても非常に分かりにくい事柄であり、音楽というものを言葉だけで説明するというのもナンセンスなもの。そこで、ミックスというものを非常に分かりやすく(そしてとても面白い!)解説した、筆者も非常にためになった素敵な動画があったのでこちらにご紹介します!
まず、シリーズとして現在公開されているのがVol.1とVol.2。何万回も再生されているとあって、ミックスやミキシングを全く知らない人にとっても、ここまで音が変わるんだ!ミックスっていう作業はとても大切な作業なんだ!と気づかせてくれる素晴らしい動画です。
この企画で非常に面白いのが、
同じ楽曲をそれぞれ違うミュージシャン(しかも全てプロミュージシャン!)が比較しているところです!選ばれた楽曲はミディアムテンポのバラードに近いしっとりとした雰囲気ですが、それが各ミュージシャンによってここまで違う音楽になるとは感動さえ覚えました!
そして、上記の同企画のVol.2が最近アップされてました!
こちらは今流行りの「歌ってみた」の音源をそれぞれ違うプロミュージシャンにミキシングしてもらったというもの。よくカラオケに行く筆者に取っては、より身近な素材ということもあり、そればプロの手によってここまで変わるという事象をまざまざと見せられ大変心を打たれました!
なにより、話し手の方の声のトーンや知識・経験、そして各ミュージシャンの思いが言葉よりも音楽として伝わって、それを感じ取れる、通常の地上波の放送では絶対に見る(聴く)ことの出来ない企画で密かに続編を期待してます!
尚、この企画でも使用されていた、
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