今回、世界ランキング5位の錦織圭と対するは、
ティムラズ・ガバシュビリ(Teymuraz Gabashvili)
グルジア出身のロシアの男子プロテニス選手で、ランキングの自己最高位は
シングルス59位
ダブルス105位。
身長188cm
体重83kg
右利きで、バックハンド・ストロークはかのアガシを彷彿とさせる両手打ち。
プレイスタイルは爆発力のあるテニスで、毎回上位の予想には来ないが、その快進撃の様子から、
津波(TSUNAMI)
の愛称が付けられた。
日本語表記では、
テイムラズ・ガバシビリ
の表記が一般的で、ツアーでの優勝経験はないが、ダブルスでの準優勝が1度経験している。
ガバシビリの経歴・戦績
2001年:16歳の若さでプロ転向。下積み生活が続く。
2005年:徐々にランキングも100番台へち上がっていき、ツアーの大会への出場も増える。
2006年:ようやく99位とトップ100に入ると、全米オープンにてグランドスラム大会シングルス初出場を果たす。
2007年:2月のキーガン選手権で予選を勝ち上がり、1回戦でグザビエ・マリスを下す。その後、準々決勝のマーディ・フィッシュ戦まで進出し、初のツアーベスト8進出を果たした。
さらに、3月のマスターズでも予選を勝ち上がり、第9シードのトミー・ハースとの3回戦まで進出。
RCA選手権においては快進撃を見せ、見事決勝に進出。決勝では、ファン・マルティン・デル・ポトロ&トラビス・パロット組にフルセットで惜敗したが、自身初のツアー決勝進出を果たす躍進を見せた。
2008年:シングルスでは計4度のツアーベスト8があったが、チャレンジャーツアーにておいて、その年の最多タイとなる4大会優勝を挙げ、年度末ランキングを65位とした。
2009年:ツアーでは不調の年となり、4月のハサン2世GPでベスト8進出を果たすも、それ以外は全て1~2回戦負けに終わった。ランキングも106位まで落ちるが、ダブルスでは同じロシアのミハイル・エルギンと組み準決勝まで進出する。
2010年:全仏オープン番狂わせを起こし4回戦に進出。4回戦ではユルゲン・メルツァーに敗れたものの、そのキャリアで初のグランドスラム大会4回戦進出を果たす。8月のパイロット・ペン・テニスでは、準々決勝まで進出。準々決勝ではフルセットでの負けであったが、自身初のツアーベスト8進出を果たす。
2011年:
全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドンのグランドスラムにおいて、全て1回戦敗退に終わり、この後、不遇の時代を迎える。
2012年、2013年とも目立った成績は無いが、
2014年には、
全豪オープン:3R
全仏オープン:2R
ウインブルドン:1R
全米オープン:3R
と徐々にその調子を上げ、
2015年の先に行われた全豪オープンでも:1R
そして、今回の全仏オープンで5年振りに4回戦に進み、格上の錦織から勝利を狙う。