アメリカのジャズ・ミュージシャンでアルト・サックスの巨匠、
フィル・ウッズ氏(Phil Woods)が死去
マサチューセッツ州スプリングフィールドで生まれ、ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽学校と名門の音楽学校で学び、卒業後すぐに頭角を現しチャーリー・パーカーの後継者と呼ばれる。
フィル・ウッズとグラミー賞
生涯で7回のグラミー賞ノミネートを受け、そのうち4回グラミー賞を受賞している。
フィル・ウッズとチャーリー・パーカー
上記に挙げたようにチャーリー・パーカーの後継者と目されていたが、なんと、そのチャーリー・パーカーの未亡人であるチャン・パーカーと結婚している。その際に、パーカーの遺児の二人の継父となる。
フィル・ウッズの代表作
自身のリーダー作としても20作以上発表しているが、
ジャズファンのみならず、ポップスの世界で金字塔を打ち立てた、
ビリー・ジョエルの素顔のままで(アルバム「Stranger」より)
の名演は未だにいつ聞いても鳥肌モノの、名演を超えた怪演、まさに現代音楽に残された最高の音楽の遺産ともいえる。
Billy Joel – Just the Way You Are (Audio)
Legends of Jazz: David Sanborn & Phil Woods – Senor Blues
日本にも度々訪れブルーノート東京での公演も未だに記憶に新しい。
享年83歳
天国でのチャーリー・パーカーとの共演を思い描く…