中華人民共和国は、13億5千万人以上の人口で世界で一番人口の多い国であり、東アジアに位置する主要国家である。陸地面積でも世界第2位であり、砂漠地帯から、多湿な亜熱帯の森林まで広がる多様かつ広大な地形をもつ。
そんな中国でまたまたまたまた騒ぎが起こっている。
プラスチック米
である。
一見通常の米と変わりはないように見えるが、さつまいもに、じゃがいも、さらには、合成の樹脂(ポリ塩化ビニール)を混ぜて、お米のように作り上げて生産していた。
当然この米は、農場で作られることはなく、工場で人為的に生産している。じゃがいもや、さつまいもならまだしも、食品ではない合成樹脂を混ぜて米を作っている。
インドで、そのプラスチック米を使ったお粥を食べた一般客が、異常を訴えたことにより、一連の事態が発覚した。
プラスチック米は非常に生産コストが安く、さらには香りづけのために香料を入れて、
実際の米と区別がつかないようにしているからたちが悪い。
そして、このプラスチック米を食べると、当然のことながら胃の消化は難しく、ビニール袋を食べていることとなんら変わりがないので注意が必要だ。
さらに、このプラスチック米は、通常に売られている高級品(日本で言えばコシヒカリ等)の米と偽り販売しているため、すでにインドネシア、インド、ベトナム等にも輸出された形跡がある。
USDAの統計によると、米の消費量は14,800万トンで中国が一位、それに続き、インド、インドネシアは2位、3位と続くため、中国にとっては最大の米の輸入国でありお得意様である。