母の現在の年齢は、きょうが誕生日で93歳になる。
糖尿病は、病ではあるがそれで亡くなるのではありません。
かならず合併症の脳梗塞、脳溢血、心筋梗塞、心不全など、血液の流れのつまりを引き起こし命をなくす場合が多いのです。
母の記録を見ると投薬の記録が60歳代から70歳まではあるが、食事指導入院もしたわりにのんびりし、
あまりカロリーは意識していなかった様子が見て取れる。
一緒に暮らしていなく、気がついたのは78歳位になった時、血糖値が200以上にあがって、一見して脳梗塞のような症状を起こして
病院に担ぎ込まれた時に初めて本人も自覚が出てきた。
それから、わたしは実家に戻り本格的なわたしの糖尿食を作る毎日が始まった。
食事は1単位を80キロカロリーですべてを換算する。
母の場合は1220カロリーが1日の摂取カロリーなので15単位は食べていいことになる。
「食品交換表」とは、糖尿病の食事療法のための献立作りをより分かりやすく簡単にするために作られたもので、
糖尿病患者さんの毎日の食事を考える際にとても役に立ちます。
さまざまな食品を6つに分類し(表1-表6、調味料は別)、それぞれの食品を80kcal=1単位とし、
その量が記されています。
・Ⅰ群:炭水化物を主として供給する食品
表1:穀類、いも類、豆類(大豆およびその製品を除く)、
炭水化物の多い野菜および種実類
表2:くだもの類・Ⅱ群:たんぱく質を主として供給する食品
表3:魚介、肉類およびその加工品、卵、チーズ、
大豆およびその製品
表4:乳類および乳製品(チーズを除く)・Ⅲ群:脂質を主として供給する食品
表5:油脂類および多脂性食品・Ⅳ群:ビタミンおよびミネラルを主として供給する食品
表6:野菜類(炭水化物の多い一部の野菜を除く)海草類、
きのこ類、こんにゃく・調味料類:食塩や砂糖、醤油、味噌など
これらは日本糖尿病学会編 “糖尿病食事療法のための食品交換表”第6版(日本糖尿病学会・文光堂)で勉強しながらじぶんが1日何を食べたらいいのか?なにをつくったら良いのかの参考にする書籍で、糖尿病の専門医などでも買うことができるところもあります。
1.炭水化物 白いごはんを小さめの茶碗に軽く80g(1単位)
白いパン 6枚切り食パン半分 約30g(1単位)
麺類 目安として、ざるそばだと半分で(1単位)
2.肉 牛肉 もも肉40g (1単位)
豚/鶏肉 もも肉60g (1単位)
3.魚 白身魚切り身 1切れ (1単位) 煮魚の調味料は控えめに薄味に!
普通の魚、寿司種などエビは寿司に入っている茹でたものなら
一貫食べられる寿司の場合はシャリは半分に!
4.その他 豆腐1/3丁(1単位)
卵 1個 (1単位)
牛乳 180m=(1.5単位)
5.果物 リンゴ150g (1単位)
バナナ 中 1本 (1単位)
6.野菜 野菜 300g=1単位
7.調味料 植物油 大さじ軽く1杯=(1単位)
味噌 大さじ 1杯=0.5単位
砂糖 大さじ 1杯=0.5単位
基本的にお菓子、お酒は禁止、どうしてもお酒が飲みたいならばブランデーのような蒸留酒少々。
これらを参考に献立を作ってみると;
朝食:ごはん(1単位)
味噌汁具が豆腐(1.5単位)
目玉焼き(1.5単位)テフロン加工のフライパンで油はなしで
野菜サラダ(1単位)ドレッシングなしレモンと塩
デザートりんご(1単位)
合計 約6単位
昼食:トースト6枚切り1枚(2単位)
バナナ(1単位)
コーヒー(なにも入れなければ 0単位)
合計 約3単位
夕食:ごはん(1単位)
白身魚のの煮物(2単位)
おひたし (1単位)
ササミとキュウリのサラダ(2単位)
合計 約6単位
15単位で案外食べられると思いませんか!!
次回は、合併症について!!!