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池袋ポケモンセンター刺殺事件|犯行15分前の不審行動とスマホ水没の真相

池袋刺殺事件 犯行15分前の真相の文字とポケモンセンターの写真 出産・産後
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2025年3月26日、東京・池袋のポケモンセンターで21歳の女性店員・春川萌衣さんが元交際相手の男に刺され死亡した。男は現場で自らも命を絶ち、事件は凄惨な結末を迎えた。防犯カメラの映像解析と警視庁の捜査によって、犯行直前の行動が次第に明らかになりつつある。なぜ、この悲劇は防げなかったのか。

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事件の概要

2025年3月26日、東京・池袋のポケモンセンターで、アルバイト店員の春川萌衣さん(21)が刃物で刺され死亡した。刺したとみられるのは元交際相手の広川大起容疑者(26)。広川容疑者はその後、自らを刺して死亡した。

警視庁はその後、広川容疑者の自宅を家宅捜索し、パソコンなどを押収。捜査を進めている。

犯行15分前に何があったか

防犯カメラの映像から、事件前の広川容疑者の行動が浮かび上がってきた。

事件の約15分前、広川容疑者は店内の様子をうかがった後、一度その場を離れる。しかし4分後に再び店内をうかがい、そのままトイレへと向かった。

トイレには広川容疑者のリュックが残されており、中から現金569円入りの財布とほぼ白紙のメモが発見された。さらに便器の中からスマホが水没した状態で見つかっている。証拠隠滅を意図した可能性が指摘されている。

スマホ水没が示す「計画性」

このスマホ水没という行動は、犯行が衝動的ではなく計画的なものだった可能性を示唆している。

広川容疑者は2024年12月、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕された際、警察官からスマホ内の被害女性の写真を削除するよう求められたが頑なに拒否。その後、被害女性を盗撮した疑いでも再逮捕されていた。スマホには女性への強い執着を示すデータが残されていたとみられ、犯行前に自ら水没させたとすれば、証拠を意図的に消去しようとした行動と見ることができる。

「おとなしい真面目な子」が起こした凶行

広川容疑者は学生時代を沖縄で過ごし、競泳に打ち込んでいたという。通っていたスイミングスクールの関係者は「毎日2時間トレーニングしていた。まじめに頑張っていた。未だに信じられないぐらい、あの子がって感じです」と語った。

周囲の人間関係から見えていた姿と、事件の残虐さには大きな乖離がある。

凄惨な犯行の実態

防犯カメラには、トイレから出た広川容疑者がまっすぐ春川さんのもとへ向かう様子が記録されていた。レジ出入り口付近にいた春川さんを切りつけ、逃げる彼女を追いかけて首付近を刺した後、馬乗りになって何度も刺し続けた。

この時、広川容疑者は涙を流しながら大声を上げていたという。

春川さんは首を中心に十数か所の刺し傷を負い、死因は失血死。警視庁は強い殺意があったとして捜査を続けている。

ストーカー被害が繰り返される構造的問題

今回の事件は、ストーカー被害が深刻化しているにもかかわらず、法的対応が被害者を守りきれなかったケースとして注目されている。

逮捕後も写真の削除を拒否し、再逮捕後も釈放されていた広川容疑者。現行のストーカー規制法の運用や、釈放後の監視体制のあり方が改めて問われることになりそうだ。