前回、「次回は介護職のメニューを紹介します」と書きましたが、それは又の機会にさせてください。
今まで知らなかった介護の現実に触れることになりました
まず訪問で往診してくださるクリニックが決まり第一回目の往診がありました。常に医師とアシスタントの二人で車でぐるぐ近隣を回っているらしいので月2回来てもらいます。
最初は血液をとって、血圧を測って(これはアシスタントの方がやります)そしてその結果により医師が処方箋を書いて薬局に行くわけです。こちらは自宅介護の患者さんを沢山診ている訪問介護クリニックです。
それだけでは不足なので、訪問看護師さんも週2回来ていただくことにして、先日第一回目の看護がありました。
ベテランの看護師さんでとても物腰はやわらかくやさしいですが、さすがプロでこちらからお知らせした病状に対して、次々テキパキと処置をしてくれますので見てるとものすごく安心します。医師とも連携しており、どちらも24時間体制でありがたいです。
介護ベッドのマットレスがエアー入りのに変わりました
一般的に言う「床ずれ」を防ぐためです専門的には、褥瘡(ジョクソウ)褥とは「ふとん」のこと、瘡とは「できもの」のことです。
長い間寝たきりだと同じ姿勢で圧迫されるので、血流が悪くなったり、からだを拭いたりした時に皮膚が擦れたりして血管が引き伸ばされて細くなり皮膚に血液が行かなくなるために起こる炎症ですが、母の場合も前回より悪くなり自分で寝返りが打てなくなっていましたので、このリスクがでてきたのです。
このベッドは、大きなプチプチのようなマットレスの上に寝ている感じと言ったらわかりやすいかもしれません、すごいところはマットレスが自動的に身体を少しだけ傾けて動画のように自動寝返りをしてくれます。
病状は熱が出たり出なかったりしています
微熱なので、良し悪しは別にして、朦朧として食事もできなくなるのを防ぐ為に解熱剤で抑えました。その後この2-3日汗だくで暑いらしのです。元気だった時は寒がりだったので信じられない光景です。頭にびっしょり汗をかいていてとにかく汗だく、看護師さんは部屋が暑いのでクーラーを入れてくださいというので入れていますが、こちらが寒くても全然平気でいます。
これはやはりどこかに炎症を持っていて、そこに熱がたまっているのだと素人の私にもなんとなく想像がつきます。
医師は、炎症がどこから来るのか一時的に入院してMRIを撮ってみて特定し、点滴で炎症をチラすという考え方もあると言います。次回の診察で多分もう少し様子見になるとは思いますが、病院に行って炎症の場所が見つかったとしても、手術ができるわけではなく温存して過ごすだけなのです。
その選択を家族がしなくてはなりません。ただひとつの要望は母は痛い事されるとか痛みが大嫌いなので、痛みを感じなく打つ手があれば病院に行くのもいいと思っています。
一回目の往診での採血のの結果、糖尿病の値のHbA1cが7.5に上がっていました。6前後で推移していたのにこの数値が悪さをしてるのか、93歳の年齢を考えればそっとしているのが幸せなのかものすごく悩みます。
毎日の介護生活はというと
食は細いと言ってもケーキなどは食べたがるし、ババロアとかクリームの柔らかいケーキだと完食します。食欲が全くないわけではないし、調子のいい時は私と冗談を言いあって笑うこともあります。
この感じで過ごせるなら、このまま自然にしていたい気もするし、何ヶ月単位でも少しでも長生できるなら病院に行くのか、もう悲しいと言うより医療の進歩でそんな決断を人(家族)がするのがはたして良いことなのか、疑問がうかびます。
人間の尊厳について考えさせられることばかりです
娘とはいえおむつの交換をしてもらうのに抵抗がないとはいえませんので、特に大のほうは寝ながら介護パンツに出すことがなかなか受け入れられないようで、トイレに行きたがるんですが立って歩けないのよって言っても行かれないので、本当に悲しいです。若いうちからの運動と食事はつくづく大事だと感じています。
介護の情報としてエアーマットレスの会社について
がちょっと意外だったので、紹介します。㈱モルテンというところが作っています。すぐに気がつく方もいらっしゃるかと思いますがバレーボール・バスケットボール・ハンドボール・ラグビーボールなどの有名メーカーで介護の部分にも進出しているようです。
次回は介護食のメニューを紹介します。